素材で見るアクセサリーの特徴

スタッフの小言

冬も開け、コーディネートも肌を露出するものが多くなっていくと思います。そこで周りと差をつける物がアクセサリー。今回はアクセサリーの素材に注目してそれぞれのメリット、デメリットなどを紹介して行きたいと思います。

素材で見るアクセサリーの特徴

ステンレスアクセサリー

ステンレス(stainless)とは錆びないという意味をもつ言葉です。鉄やクロムなどを配合した金属(合金)になります。合金であるという事と非常に硬い金属であることから多くのメリットがあります。

メリット

・金属アレルギーを起こしにくい

金属アレルギーを起こす原因として、汗などで溶けだした金属物質を体が認識してしまう事が1番に挙げられます。そこでステンレスアクセサリーがおすすめです。素材の説明であげたようにステンレスはクロムやニッケル、鉄などを配合した合金なのですが、配合する際に錆びにくくなるように作っています。そのため金属アレルギーの原因になりにくいと言われています。

・水に強い

ステンレスは多くの金属から出来た合金であり、錆びにくい素材です。そのため水に強いというメリットがあります。出先で手を洗う場面や夏の汗など、何かと水に触れる場面も多いと思います。そこで毎回外す必要が無く、安心して過ごすことができます。このご時世、多くの場面で手を洗う生活が続いています。使う頻度が多いアクセサリーを選ぶ際には重要な点ですね。

・傷がつきづらい

繰り返しとなりますが、ステンレスという素材は非常に硬い金属です。そのためぶつけてしまったりする程度では傷がつきづらいという特徴があります。そのため手入れがとてもしやすいです。他の素材でできたアクセサリーに比べて、磨いたり決まった保存場所を確保する必要がありません。

・ほかの素材と比較して安い

合金のため、シルバーやゴールドに比べてとても安いです。1000円台のものから選ぶことが出来るため、普段挑戦しないデザインなどにも手を出しやすいと思います!

デメリット

・高値で売れない

ステンレスはゴールド・プラチナ・シルバー(ブランドによる)と違い、希少価値という点で大きな違いがあります。そのため必要でなくなった場合、売却しても高値がつくことはありません。

・加工ができない場合が多い

ステンレスは非常に硬い素材です。そのためサイズを変えたり、指輪が抜けなくなった場合、形を変えたり切断することが難しいとされています。


まとめるとステンレス素材のアクセサリーは「力作業が多い方」「水に触れることが多い方」「金属アレルギーの方」におすすめとなっています。

シルバーアクセサリー

シルバーアクセサリーは非常に柔らかく、普段生活する上でアクセサリーとして身につけるには強度が足りません。そのため微量ながらほかの金属と混ぜて作られるのが一般的です。割合は数字で表されており、800,900,925,950,1000の五種類に分けられます。

メリット

・経年変化を味わえる

シルバーアクセサリーは使えば使うほど空気中の硫化水素や汗による硫黄成分に反応し、「硫化」によって黒ずんでいきます。しかし、これがかえって重厚感、味となってアクセサリーの良さを引きたたせてくれます。

・錆びることがほとんどない

硫化は確かに黒くなりますが、これは錆とは別物です。そのため長い期間育てることができ、使っていく中で購入直後とは違った雰囲気を出すことが出来ます。

・金属アレルギーになりにくい

こちらはステンレス同様、錆びにくいという性質から金属物質が流れ出しにくく、比較的金属アレルギーを起こしにくい素材として知られています。

・バリエーション豊富

こちらもステンレス同様、大きなものからさり気ないものまで、たくさんの種類が比較的低い価格で手に入れることができます。 また、年代や性別・ファッションの系統を選ばないという点も強みとなっています。

デメリット

・傷がつきやすい

純度にもよりますが、シルバーは金属の中では柔らかい素材となっています。そのため変形したり、傷がつきやすいと言われています。結婚指輪など常時つけて生活するようなアクセサリーとしてはあまり向いていないのかも知れません。

・こまめな手入れが必要

硫化して黒くなってしまうのが嫌だという方や、黒くなりすぎてしまったという方は日頃の手入れが必要になります。こまめに皮脂や汗を拭き取ったり、重曹や専用のクリームを使って汚れを落として自分好みの質感に仕上げていく必要があります。

・純度によって色々な点で違いがある

これはデメリットというより知っておいた方が良い知識のひとつです。シルバーアクセサリーは銀とほかの素材を混ぜ合わせる割合が五種類あります。純度によって取引される価格や、柔らかさ・黒ずみの程度など様々な点で差があるため気をつけた方がいいポイントのひとつといえます。


シルバーアクセサリーは広い世代から非常に人気があります。初めての方でも使い方1つで唯一無二の味を出せるため非常にオススメです!

真鍮(しんちゅう)アクセサリー

真鍮は銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金で、黄銅やブラスとも呼ばれます。シルバー同様割合(亜鉛の含有量)によって色味や硬度が変化します。身近なものだと五円玉などに使われている素材です。

メリット

・加工がしやすい

時計などの細かい部品に使われることも多く、加工がしやすいという面があります。そのためデザイン性が高いものが多い素材となります。まわりと被る事のないアクセサリーをゲット出来るかもしれません。

・比較的に強度が高い

耐久性に優れており、傷にも強いとされています。こまめに手入れをする事で更に長い期間使うことが出来ます。

・独特な味わいを楽しめる

長い期間使っていくと表面が黒ずんできます。しかしそれらをわざと残してアンティークな味わいを出すことが出来ます。

デメリット

・比較的さびやすく 手入れが少し大変

真鍮はほかの素材と比べ、水に弱く比較的さびやすくなっています。そのため専用のクリームやクロスでこまめに手入れをしたり、保管場所に気をつける必要があります。しかし、メッキと違い表面の黒ずみを拭き取ることで新品のような輝きを取り戻すことが可能となります。特に緑青(ろくしょう)と呼ばれる錆は人体に直接的な害がないものの、汗等で衣類に色が移る可能性があるため注意が必要です。

・加重に弱い

真鍮は加重に弱いという特徴があります。そのため、ステンレス等の硬い素材と同じような扱いをしていると破損の恐れがあります。


真鍮のアクセサリーは、他の2つの素材と比べてアンティークで重厚感な質感を感じられるものから、独特な輝きを持つものまで幅広い楽しみ方があります。手入れなどは多少気を使う必要がありますが1つは持っていてもいいかもしれませんね。

まとめ

今回は比較的リーズナブルな値段で手に入れることの出来るアクセサリーの素材についてメリット、デメリットを紹介しました。自分がどんな場面で使うアクセサリーなのか、素材の特徴から選ぶのも1つの選択肢なのかなと思います。 次回以降はそれぞれの素材の詳しい手入れ方法や高価な素材の特徴などを紹介していきたいと思います。


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