素材で見るアクセサリーの特徴 Part.2

素材別アクセサリーのメリット/デメリット スタッフの小言

ピアス・ブレスレット・バングル リング・ネックレスなど多くの種類から選ぶことが出来るアクセサリー。前回の記事に続いて今回も素材別で特徴を紹介していきたいと思います。前回は比較的安価なシルバー・真鍮・ステンレスを紹介しました。今回は少し高価な素材のアクセサリーにフォーカスをあて、まとめていきたいと思います!

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素材で見るアクセサリーの特徴 Part.2

チタン素材

チタン

チタンとはレアメタルの一種であり「軽い」「丈夫」「錆びにくい」という特徴を持っています。これらの特徴から多くの部品で使用される素材です。

では、チタン素材のアクセサリーと聞いて、どんな印象を思い浮かべるでしょうか?特徴としてはステンレス素材とそこまで大差はありません。しかし、ステンレス素材と同じような特徴でも、さらに細かな部分での違いや、価格設定という点ではかなり違います。

メリット

・腐食や熱に強く、強度が高い

チタンの強度は鉄の2倍と言われており、非常に丈夫な素材です。また、酸や硫黄に侵食されづらいため、腐食や変色にも強いとされています。

・金属アレルギーを起こしにくい

酸や硫黄による侵食がないという事は、汗や汚れにも強いということになります。Part.1で紹介したように、金属アレルギーは汗等で金属物質が流れ出してしまい、症状を引き起こします。そのため、それらの原因となる汗や水に強いチタンはアレルギーを起こしにくい金属と言えます。

・軽量で疲れにくい

こちらもチタン素材の大きな特徴のひとつで、その重さは銅の半分程度と言われています。そのためピアスやネックレスを長時間つけていても重さによる疲労が起こりにくいという特長があります。

・カラーバリエーションが豊富

チタンはアクセサリーの材料として使用する場合、表面処理をする工程があります。その際に酸化皮膜の厚さによって約100種類の色を作り分けることが出来ます。そのため、他の金属と比べて少し個性的なカラーのアクセサリーを見つけることが出来ます。

他にも熱伝導効率が高いため、金属の冷たさが原因と一つとされる肩こりを引き起こしにくいといった特徴もあります。

デメリット

・ステンレスと比べ、高価なものが多い

上記にもあるように、チタン素材はステンレス素材と共通点が多い素材です。しかし、特有の光度の関係で、アクセサリーを製造する際のチタン加工が非常に難しいとされています。そのため、完成したアクセサリーは高価な物が多くなっています。

・取り扱っているブランドが少ない

製法の難しさなどが原因で、シルバーアクセサリーなどと比べて取扱のあるブランドが少ないです。そのため、色ではなく形や種類で周りと差別化をしたい方には少し選択肢が少ないかもしれません。


メリットに対してデメリットが少なく、1つは持って見てもいい素材ではないでしょうか?

プラチナ素材

プラチナム

婚約指輪や結構指輪の材料として使われることが多いプラチナ。特有の白銀の輝きが美しく、上品なアイテムが多い素材です。1トンの原鉱石から3グラムしか採取できない程の希少さから、高値で扱われることがほとんどです。

プラチナは柔らかい素材であるため、アクセサリーとして使用する場合、ほかの金属と混ぜ合わせて作られるのが一般的です。シルバー同様、純度によって表記が異なり、Ptの後に850,900,950,1000と4種類の数字でそれぞれ分けられています。日本ではPt850以下の物はプラチナとして扱わないと定められています。

メリット

・変色しにくい

プラチナは酸にもアルカリにも強く、変色や変質を起こしにくいと言われています。水場での作業中やお風呂でも身につけることが可能です。毎日つけるアクセサリーを選ぶ上では欠かせないポイントです。

・金属アレルギーが出にくい

プラチナは金属アレルギーが出にくい素材と言われています。しかし、純度によっても出にくさが変わるため、気になる方は純度が高いものを選ぶことをオススメします。(100%出ないという訳ではなく、一緒に配合されている金属によってはアレルギーを起こす場合があります。心配な方はパッチテストを行いましょう。)

・傷が目立ちにくい

プラチナは白金と呼ばれるほど白く、美しく輝きます。そのため細かな傷が目立ちにくいという特徴があります。

・修理/加工がしやすい

プラチナは柔らかい素材の1つです。そのため、サイズの変更や変形してしまった際の修理等がしやすく、修理してもらえる業者も多くあります。加工のしやすさから様々な形のアクセサリーもあるため、多くの種類からお気に入りを選ぶことが出来ます。


他にも柔らかく美しいプラチナの輝きが、日本人の肌に馴染みやすい事などがメリットとして挙げられます。

デメリット

・高価

近年「金」の価格が上昇したため、プラチナの価格を追い越しましたが、シルバーと比べると圧倒的に高価な素材となっています。そのためアクセサリーも高価なものが多いという特徴があります。しかし、プラチナは貴金属(酸やアルカリに反応しにくい安定した貴重な金属)であるため資産価値があります。うまく運用する事で数年後により価値があるものになっているかもしれません。


プラチナは性能が非常に良く、良い点が多い所も魅力的な素材です。婚約指輪や結婚指輪など大きなイベントで準備するプレゼントを探している方はオススメです!

ゴールド

アクセサリーを特集する上では欠かせないのがゴールド。特有の輝きを持ち、華やかでゴージャスな雰囲気を持たせてくれます。プラチナ同様貴金属の一種で近年では価値が上がり続けている素材です。ゴールドもプラチナと同じで柔らかい素材であるため、ほかの金属と混ぜ合わせて作られます。その際の配合率(金の純度)によって価値や特徴に違いがあります。メジャーなものだと金の配合率「100%の24金」「75%の18金」「58.5%の14金」「42%の10金」などが知られています。 今回は1番メジャーである18金の良い点、悪い点をまとめていきます。

メリット

・多くの色の種類から選ぶことが出来る

一言でゴールドと言っても、混ざっている他の金属や製法によっていろいろなカラーに変化します。定番だとホワイトゴールドやピンクゴールド、イエローゴールド。少し珍しいものだとグリーンゴールドやブラックゴールドなど豊富なカラーバリエーションから選ぶことが出来ます。

・加工がしやすい

プラチナ同様、ゴールドは柔らかい素材の1つです。そのため、サイズ変更や修理がしやすいことや様々な形のアクセサリーを作ることが可能となります。

・資産価値がある

18金はゴールドアクセサリーの中でもゴールドの配合率が高いため、資産価値がある点も良い点としてあげることが出来ます。

デメリット

・酸化や塩化、硫化によって変色の恐れがある

18金は75%の割合でゴールドが含まれている素材を指しています。そのため、ゴールド以外の金属が汗などで反応してしまうと、変色してしまう可能性があります。 18金以外のゴールドの特徴やお手入れ方法、魅力についてはまた別の機会で特集したいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。前回に引き続き、アクセサリーの素材に注目してそれぞれの違いをまとめてみました。今回の記事に関しては、比較的高価なものが多いため、大事なプレゼントを選ぶタイミングに見てもらえると少しは参考になるかと思います!次回はお手入れ方法や長く使う上で気をつけるポイント等を中心とした特集をして行きたいと思います。

素材で見るアクセサリーの特徴
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