登るだけじゃない富士山の魅力

Mt.-Fuji|富士山 スタッフの小言

「富士山は登るものじゃない、見るものだ。」と言う人たちが数多くいますよね。私も登る前はそう思っていました。でも、やっぱり一度経験してみるって大事ってことで、去年の夏に友達と実際に登ってきました。二人ともド素人だったので想像以上に疲れましたが、私なりにいろいろな事を経験したので、感想を含めて富士山の魅力について書いていこうと思います。

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登るだけじゃない富士山の魅力

登山ルートについて

富士山山頂への登山ルートは4つ(吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート)あります。そのうち、私が選んだのは初心者向けと言われている「吉田ルート」です。このルートの登山口は五合目からになるため、途中まで富士スバルラインを経由してバスや車で行くことができます。

登山口と登山ルート|富士登山オフィシャル
・吉田ルートの登山口:富士スバルライン五合目
・須走ルートの登山口:須走口五合目
・御殿場ルートの登山口:御殿場口新五合目
・富士宮ルートの登山口:富士宮口五合目

いざ出発

友人の車で五合目まで向かい、午前7時30分に到着。天気はあいにくの小雨。五合目の時点で標高2,305mなので30分ほど体を慣らすために車で待機していました。それが必要なのか、30分で充分なのかは不明です(笑)

その後、五合目にある売店で私は登山用の木の棒(杖?)を購入。友人は買いませんでしたが、初心者にとって必須アイテムだと後から気付くことになります。雨も止み、出発地点に馬がどうしているのか気になりながらも、いざ出発。出発時刻は9時38分。

登山に必要な装備|富士登山オフィシャル
天気の急変や下山の遅れに備えて十分な装備を!

富士登山の厳しさ

すでに非日常的な景色が広がっていて、ある程度道が整っているので調子に乗る私たち。それに拍車をかけるのが五合目~六合目までの距離の短さ。まだ、勾配が緩やかだということもあり、あっという間に六合目に到達。この時はまだ余裕をかましていました。

しかし、六合目から徐々に勾配が急になっていきます。そしてこの六合目の途中で私は五合目で1,000円以上する木の棒の恩恵を受けていることに気が付きます。友人はすでにクタクタだったので、交互に木の棒を使いながらなんとか登り続けました。

道中に何度も休憩を挟むのですが、その間に食べるチョコが格別に美味しいんですよね。疲れている状態と非日常的な場所が相まっていたのか、とにかくあの美味しさをみんなに知ってもらいたいです。

七合目からはさらに道が険しくなり、それほど高くはありませんが手を使って岩をよじ登る場面も出てきました。周りの景色は上も下も雲ばっかり。そんなちょっと周りの景色に飽きてきた時、後ろから外国人の団体が。。

そのうちの一人はなんとジャージに短パン。いや、びっくりしましたよ。思わず「寒くないの?」と片言の英語で聞いてみたのですが、「全然大丈夫だよ」だと言いながら、私たちの先を歩いて行ってしまいました。

感心しながらもなんとか八合目に到達。休憩していると、お兄さんたちが塩分チャージをくれたので、お返しにチョコをあげました。チョコばっかり食べていたので、塩分チャージは非常に助かりました。こういう場での助け合いっていいなとしみじみ感じました(笑)

ようやく山頂へ

あとはもう山頂までひたすら登り続けるって感じでしたね。風も強くて少し怖いなぁと思いましたけど、休憩を何度も挟みながら、ようやく山頂に到着しました。

到着時刻は16時30分頃。約7時間かかっていますね(笑)山頂は曇っていてほとんど何も見えませんでしたが、富士山の頂にいるということだけでその達成感を味わうことができました。

下山の楽しさ

時間も押していたのですぐ下山することに。

今回の中で下山は一番楽しかったですね。登るよりも下る方が楽だからというのもありますが、何よりも、山頂で仲良くなったアメリカ人と話しながら下山をしたので、地元の料理、趣味や文化など色々なことを話すことができました。

さらに、下山の方が景色もきれいなんですよね。それでもふざけてちょっと走ったので滅茶苦茶疲れましたが。。

日も暮れて、真っ暗でしたが、急いで下りたので20時くらいには何とか無事に五合目に到着することができました。下山ではなんと3時間半くらいしかかかっていません(笑)

今回の登山で学んだこと&気付いたこと

初めての本格的な登山でしたが、自分なりに学んだことや気付いたことを簡単にまとめました。

杖またはそれに代わるものを持っていく

山の天気は変わりやすいので服を多く持っていく
汗で体が冷えないようにこまめに着替えること。
これをしなかったら体調が悪くなりかけました(笑)


潰しやすいペットボトルを持っていく
「いろはす」のような簡単に潰れるものを。
飲み終わった後にバッグの中を整理しやすくなる。


Wi-Fiが飛んでいるので登山中でも携帯が使える

多くの人と話す機会がある
お互いに励まし合ったり、アドバイスをくれたりも。
外国人の方と友達になれたのは良い経験に。


と、まぁこんな感じです。登って達成感を感じることもできましたが、それ以上に人と人との繋がりを感じることができたこと、これも一つの魅力だと思いました。

勿論これはあくまで私が感じたことなので、皆さんがどう感じるかはわかりません。でも、一度経験してみないとその良し悪しを知ることはできないと思います。

まだ富士山を登っていない方はぜひ登ってみてくださいね。

持ち物チェックシートで事前準備を

身軽にいきたいところですが、天気の急変など対策を怠ると痛い目にあうかもしれませんね。登山用の持ち物チェックシートを作って「あっ、忘れた。。」なんてことがないように事前準備はしっかりと!
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